wikiとか参照しながら見て貰えるとさらにわかりやすいと思います。口調が固いのはゆるして。

・基本知識
リミテッド(その場でパックを剥いて構築するフォーマット)に限らないことだがマナカーブが非常に重要。極端な話2マナ24枚や5マナ23枚では動けるターンが限られてゲームにならない。ドラフトはシールド(6パック剥いてその中で構築するフォーマット)に比べて自分で色を選択して取れるため強力なデッキが出来やすい。つまり1ターン何も出来なかったというだけで押し切られて負けることも多いにあり得る。そして何はともあれクリーチャーがいなければ戦えない。リミテッドの基本はクリーチャーである。

ドラフトをやりなれないうちにやりがちなミスとして終わってみたら「クリーチャーが少なすぎる」「特定のマナ域がぽっかり空いている」「3色にまたがっていてマナに不安が残る」というものがある。

そこで大まかに「2色でクリーチャーで1~2マナ4~6枚3マナ4~6枚4マナ3~5枚5マナ以上2~4+スペル5~7枚+土地16~18枚」という目安を参考にする。ピックをしながらも自分の取ったものを整理しておき、足りないと感じたものは優先的に拾うようにしたい。

そして1~2マナのクリーチャーはおまけ持ち(ex.前兆語りやサテュロスの道探し)、サイズが大きい(ex.蘇りしものの密集軍やケンタウルスの武芸者)、回避能力持ち(ex.菅草の蠍や蒸気の精)を使おう。ただの1マナ1/1や2マナ1/3等は使いづらい。

・ファーストピックはアーキタイプ(デッキの種類)を気にせず点数の強い所から取りたい
http://www.channelfireball.com/articles/frank-analysis-a-pick-order-list-for-born-of-the-gods-draft/
http://misdirection.diarynote.jp/201403281618455117/
 
注目ポイントは神々の軍勢のTOP50(出来ればこのラインから取りたい)に含まれる枚数と、それに出る確率をかけた倍数
白=レア3 アンコ6 コモン2=41
青=レア1 アンコ3 コモン3=40
赤=レア3 アンコ3 コモン2=32
緑=レア5 アンコ1 コモン1=18
黒=レア3 アンコ2 コモン1=19
青緑2 青黒2 赤緑2 白青2 緑白1 黒赤1=青6 緑5 赤3 白3 黒3

TOP51~100
白=レア2 アンコ1 コモン4=45
青=レア2 アンコ4 コモン5=64
赤=レア2 アンコ4 コモン4=52
緑=レア1 アンコ4 コモン5=63
黒=レア1 アンコ3 コモン2=30

総合点数
白86
青104
赤84
緑81
黒49

と黒の一人負け具合が目立つ。コモンアンコが弱く、強いカードもWシンボルが目立つため2色目としても使いづらい。ということは極力黒は取りたくないカラーと言える。ただ黒を取りたい人が少ないということは黒を独占しやすいということでもある。またテーロスでアスフォデルの灰色商人、形見持ちのゴルゴン等強いパーツが存在しているので序盤に取っていくことも有効。

逆に白は強力なコモンアンコが他色の2倍近くあるため初手で強力なパーツをピックしやすく、強力なアーキタイプである英雄的のキー色なので人気色。攻めるカードと守るカードにメリハリがあるので同じ白の中でも住み分けが可能なのも魅力。

青もコモンアンコに有力なものが多く、初手でピックされやすい人気色である。総合点数が高い+強いカードがシングルシンボル(青マナ1つで使える)で使いやすい+多色に優良なパーツが多いことが特徴。

緑はコモンアンコに強力なものが少ないので出来ることならレアから入りたい。逆に51~100位は多いため「強力パーツがやや少なく、取られづらい割にそこそこ強いパーツは多く、マルチカラーも優秀」といった感じ。

赤は白青に並んで強力なパーツが取りやすい。下位まで含めるとほぼ白と互角といえる。しかし神々の軍勢の後に剥くテーロスで有力なカードが少ないため軍勢で赤のパーツをかき集めつつ、合わせるカラーを探っておき、2パック目の強力レアを受け入れる形にするのが有力。



・サンプル組み合わせ
以下はメジャーな組み合わせ。この色が必ず強くなるという訳ではない。弱い組み合わせだろうと強いレアを拾えたり、テーブルに一人しかその色を選んでる人がいない場合は普通に強いので流れにのることが一番大事。

○白青
アクロスの空護衛・天馬の乗り手といった英雄的を持つクリーチャーに軽いエンチャであるタッサの試練や液態化、授与を持つクリーチャーを貼り付けて強化して殴る。邪魔なクリーチャーは撤回のらせんや航海の終わりでどかそう。テーロスから戦識の重装歩兵という青白でしか使えない強力なクリーチャーが遅い手番で取れるのも○。青白を意識する場合は1~2マナのクリーチャーを多めに用意したい。人気色2つを使うため組みづらいのが難点。

○白赤・白緑
白青と同様。英雄的の白を取りつつ、青が流れてこないのを見越してから入ることが多い。回避能力を与えるスペルが少ない分PT(パワーとタフネス)を上げるスペルが強力。

○緑青
緑の高いPTを持つクリーチャーを活かすマナクリーチャー(旅するサテュロスやキオーラの追随者等)や青の妨害(突然の嵐や海神の復讐等)を組み合わせる。緑の超強力コモンであるネシアンのアスプを最も上手く使えるのが魅力。菅草の蠍は見た目以上に強いので注意。

○黒青
基本は不人気色である黒をがめつつ、飛行クリーチャーや妨害手段のために青を組み合わせる。2マナ域のクリーチャーが頼りないことが弱点なため蘇りし者の密集軍や悪意の幻霊、前兆語りといった序盤を支えるクリーチャーを大事にしたい。黒を使う場合はいずれにおいても言えるが超強力コモンであるアスフォデルの灰色商人を2枚以上取れると非常に強い。このカラー特有の長所として神々の軍勢からは静寂の歌のセイレーン、テーロスからは難破船の歌い手という青黒でしか使えない強力マルチカラークリーチャーが魅力。



・2~3手目は流れてきたカードを見て槌の一撃が流れてきたら赤はない、胆汁病が流れてきたら黒はない、等自分の右隣2人のメインカラーを推測する
同色のレアを拾って強力なアンコを流すこともあり得るので注意。今後も継続してそのカラーの強力カードが流れてきやすいため初手がイマイチだった場合は乗り換えるチャンス。それを活かして逆に強力なカードを流すことで下家に特定の色をやらせるという戦法もある。

・4~6手目は流れてきたカードの中から今まで取ったカラーの中で強いカードを拾う
4~6手目にまで強力なカードが流れてきた場合そのカラーの総取りが目論めるため、まだまだ乗り換えるチャンス。1パック目で自分のカラーを決めつけるのは良くない。

・カットは基本的にするべきではない
カットしたカードを使う相手と戦う確率はそう高くない。デッキに入るか怪しいカードしかない場合や出されただけで絶対負けるといったもの以外は基本的にスルー。

・2~3パック目の強力マルチカラーは基本的に1周しやすいため、迷った時はシングルカラーを優先して受けを広くする
パック数の多いテーロスに強力なマルチカラーアンコモンのある色はそういう意味でも強い



ドラフトはピックの流れを読むこと、何が強くて何が弱いかを把握することの2つが重要。空いている色を独占して強いものだけで構築すれば簡単に勝てる。

またプレイ中に見ていてありがちだったのはどうでもいい場面で除去やコンバットリックを使ってしまい、後から出てくる大型クリーチャーに何も出来ず負けてしまうこと。スペルを使う場合はここで使えば勝てるという確信を持てる場面までとっておくことが望ましい。

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